アプリケーションとしてのVBA Excel(エクセル) VBA の役立つ Tips の紹介

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Excel(エクセル) VBA の役立つ Tips の紹介


日本のものづくりについて思う


ものづくりの現場でこころが失われつつある。


こころとは、熱くなる気持ち、仕事が楽しい、やりがい、そんな思いの事だ。



日本人の優れているところは、このこころが均一に保たれていたところではないだろうか。


最近、日本製品の品質が低下しているとよく言われている。


トヨタでさえ、品質の低下が大問題になっている。


その原因の本質はこころが失われつつあるからだと思う。



ものづくりを単純作業とみなして、ただ言われたとおりに手を動かしていればいいんだ。


という考えが直接の原因だ。



テレビで川口市の町工場を中継していた。


砂を使って鋳物の型を作る作業だ。


この作業は型の元に砂をかけて砂を固めるだけだ。


でも、こんな単純な作業でも、1人前になるには、時間がかかるという。


誰でも良いから連れて来て、ちょっと教えただけでいつも同じ品質にできるものでは無い。


やはり、数年の訓練は必要になる。



1時間も訓練・教育をすれば、できるようになる仕事もあるだろう。


しかし、全てのものづくりをそこまで単純作業に分解できない。


職人のような技術・スキルを育てる必要がある。



マニュアルを完璧にして、ここのとおりに作業をしろ。やらせればいいんだ。


こういう人もいると思う。



どんな立派なマニュアルを作っても、私の経験では、その通りにやらない人が多い。


なぜやらないか。怠ける。これがひとつ。


もうひとつは、自分のやっている作業をどうしたらもっとよくなるか考えながらやる。


この2つだと思う。



どちらがいいかといえば、当然考えながらやるほうだ。


そして、考えながらやるためには、こころがないとできない。



手を動かすことだけを要求されていると感じれば、こころが無くなって、サボるようになる。


そして、品質低下につながる。



外国ではマニュアルが無いと仕事にならない。


あなたの言うとおりに作業したのだから、私は悪くない。


マニュアルに書いてなかったから、そういう作業はしなかった。


こういう文化なんだろう。



しかし、日本では違う。やっぱりこころだ。



日本のこころが失われる現状に何とか歯止めをかけないと。


そうでなければ日本のものづくりは自滅する。






        

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