◆ファイル・ディレクトリの存在を確認する

  アプリケーションに汎用性を持たせたり、親切なユーザーインターフェースにするた
  めには、事前に色々なチェックが必要になります。
  
  存在しないファイルを開こうとすればエラーになりますし、存在するファイルと同じ
  名前で保存しようとすれば、上書きするかどうかの確認も必要になります。
  
  ファイルやディレクトリの存在を確認するには Dir を使います。
  
  ファイルが存在する場合はファイル名(パスは含んでいません)を、存在しない場合は
  空白を返します。
 

Sub isFileExist()

    Dim FileExist, FilePath As String
    
    FilePath = "C:Book1.xls"
    
    FileExist = Dir(FilePath)

End Sub

  ファイル名にはワイルドカードも使用できるので、次のような使い方もできます。

Sub isFileExist2()

    Dim FileExist, FilePath As String
    
    FilePath = "C:Book*.xls"
    
    FileExist = Dir(FilePath)

End Sub

  ディレクトリの存在を確認するためには、引数に vbDirectory を指定します。
  
  ファイルの時と同様に、存在する場合はディレクトリ名(パスは含んでいません)を
  存在しない場合は空白を返します。

Sub isDirectoryExist()

    Dim DirectoryExist, DirectoryPath As String
    
    DirectoryPath = "C:\vba"
    
    DirectoryExist = Dir(DirectoryPath, vbDirectory)

End Sub